背景:星空 虫爺:ついに七つの星は集まった。    北の七星そろう時、七賢者により封印されし古代の邪神が蘇る―――    そんな大王道な設定で物語は幕を下ろすのであった。    聖 杯 な ぞ 知 ら ぬ    いざ、星を掲げよサーヴァントよ。    さあ、願を捧げよロリブルマよ。    星は勝者たる汝の末を占うであろう! 背景:星空に浮かぶ虫爺 虫爺:……とまあ、こういうお話だったのじゃ 背景:柳洞寺裏の池 ブルマ:それじゃ行くわよ――覚悟はいい、タイガ? タイガ:もっちろん。     ふふふ、神を騙るド畜生めが、どんな無理難題を押し付けてやろうかのぅ……! ブルマ:あ。いい、先にお願いを言うのはわたしだからね。     で、まだ願いを叶えられるなら、それはタイガに譲ってあげるから タイガ:いいわよー。     わたしまで回ってこなくても、イリヤちゃんとわたしの願いは同じっぽいし     イリヤちゃんの出番、これ即ちわたしの出番なり ブルマ:オッケー――さあ、一にして全に還れ七つの魂!     ここに、勝者たるわれらの願いを叶えたまえー! 星がくるくる回る 茸登場 背景:茸 きのこ:我を呼んだのはオマエかぁーーー タイガ:きゃーーー!     せせせ世紀末に現れなかった期待のアイツっぽいの出たーーー!? ブルマ:そ、そうよ。あなたが聖杯……なの? きのこ:そのようなものは知らぬ。     我は願いを叶えるだけのものだ     だが心せよ。一世紀で叶えられる願いは一つのみ。     よーく考えて口にするがよい タイガ:む。やっぱりそうきたかぁ……イリヤちゃん、頼んだわよ ブルマ:うん。……わたし……ううん、わたしたちの願いは決まってるわ。     聖杯よ、願わくばわたしとタイガが主役になる―― ワカメ(モノクロ)登場 ワカメ:僕を愛してーーーーーー!!!!!! タイガ:は? ブルマ:は? きのこ:……了解した。汝に一段階上の幸福を与えよう ワカメ(モノクロ)に色が付いていく ワカメ:あ――お、おおおおおおぉおお!     すげぇー! 色すげぇ!     今まさにモノクロから256色に脅威の進化を遂げた僕!     は、見たかおまえたち!     これで僕もお前たちと同じレギュラーキャラさ! きのこ:喜んでもらえて幸いだ。では、今世紀の願いはこれにて終了とする―― 背景:裏の池 タイガ:ワーーーワカメぇーーー! ブルマ:ワーーーワカメぇーーー! タイガ:……はぁ、桜ちゃんの気持ちがちょっと分かったわ     つーかあの子がまん強すぎ。忍耐ありすぎ。あとオチベタすぎ ブルマ:ふ――ふふ、うふふふふふ……!     いいわ、そんなに色がほしいならもっと塗りたくってあげる!     GOタイガ!ワカメをトマトにしてしまえ! タイガ:ひゅー! コーブラー! ※ひゅーコーブラー【ひゅーこーぶらー】今から悪いコトしますよ、という意 ワカメ:え?なんかもの凄いエネルギー。     なにやらあちらから蛇行しながら迫る剣士あり。     すげー、藤村イナズマみてぇー タイガ、画面奥からむかってきて竹刀を振るう。 画面真っ白に 背景:茸 タイガ:抹殺完了。     かつてない一方的なキリングゲームに観客は盛り上がっておりますが、     勝者であるわたしはなぜか空しい     嗚呼、これが他人を蹴落として得た幸福の味なのね……よよよ ブルマ:あーあ。最後の最後であんなのに邪魔されちゃった。     ……うまくいきっこないってわかってたけど、さすがに堪えるなぁ     やっぱり、こっちの世界でもわたしの居場所はないのかなぁ きのこ:待つがよいそこな二人。     結末がこれでは、今まで戦ってきた努力が報われまい     願いは叶えられぬが、おまえたちが持つ疑問くらいは答えてやろう タイガ:マジ? じゃあしつもーん!     この先、私がヒロインになれる展開はあるのでしょーか? きのこ:知らぬ。その質問自体、わたしの能力の範疇を越えている タイガ:ぐわ、あるかないか聞く段階で駄目だというのかぁーーーー!? きのこ:娘よ、おまえはどうだ?     胸を裂くほどの迷いはあるか? ブルマ:……じゃあ一つだけ。わたしはこっちにいていいの?     おとなしく、元のメイドが支配する世界に戻った方がいいのかな? タイガ:ちょっと待て! なんか今すごい事言わなかったか汝!? きのこ:……今のところ問題はない。いずれ折り合いはつかなくなるが、それは先の話だ。     それまでにもう一度、私を探し出すがよい ブルマ:え? きのこ:さらばだ。百年後にまた会おう 星が散っていく 背景:裏の池 タイガ:消えちゃったかぁ     ……ま、いっか。これでわたしの仕事も終了だし。     聖杯戦争は終わって、晴れて自由の身ってワケなのだ ブルマ:え? タイガ、私を弟子にしてくれたんでしょ?     ここで消えちゃうの? タイガ:んー、サーヴァントのルールで言うなら消えるしか     でも安心なさい、私はいつでもイリヤちゃんの心の中に潜(す)んでいる!     ピンチの時はこう唱えなさい、     タイガマストダイ、タイガマストダイ!     んじゃそーゆーコトで。グッバイ!     あれ?なせ消えないわたし? ブルマ:消えないわよー。     タイガはそういうクラスのサーヴァントだもの     他のサーヴァントと違って、     一度呼び出されたらマスターが許すまで消えられないのよ タイガ:な、なんですって!?     そんなクラス聞いたことないわよ!?     というかぁ、そもそもわたしのクラス名ってなんなの!? ブルマ:なにって、タイガはサーヴァントよ? タイガ:知っておる!     その前に来るセイバーとかびりーばーとかプリズナーとか、     そういうかっちょいいカタカナが知りたい! ブルマ:だからぁ、前も後もないの。     タイガのクラスはサーヴァント(従者)     一度マスターを決めたら一生主に仕える、     サーヴァントのサーヴァントなのよ タイガ:ごはぁ!? なにそのトンチ!?     つーか奴隷なのに英霊とはこれ如何に!? ブルマ:さあ?     大方、人類が奴隷化した未来世紀で解放運動でもしてたんじゃない? タイガ:むむむ……言われてみるとなんか思い出してきましたよ?     地平を埋め尽くすヒロイン軍団にさっそうと立ち向かうわたし。     サブキャラたちのレジスタンス     そして、勢いあまって両方とも木っ端微塵にしたわたし ブルマ:納得いった?     なら観念してもうちょっと付き合ってよ     聖杯戦争は終わったけど、まだ次があるわ。     とりあえず、散らばった星を探しに行きましょう タイガ:あー。ちょっと付き合うって、どれくらいでしょうかご主人さま? ブルマ:とりあえずあと百年。次の聖杯戦争が始まるまでね タイガ:長ぇーーー!     優に人生二つ分はあるじゃない!     ちょっとじゃないわよそれ! ブルマ:ううん、きっとあっという間よ。     わたしとタイガなら退屈なんで出来ないもの     それにタイガはわたしの師しょーでしょ?     これから色々お世話になるっスよ タイガ:う……それを言われるとぐうの音も出ない     わかったわよ、とことん付き合ってあげるわ!     初弟子かつ初マスターという微妙な力関係ですが、まあなるようになるでしょう! ブルマ:それでこそタイガよ!     じゃ、まずは大西洋ね、次の戦いはワールドワイド、七つの海を股にかける大冒険なんだから! タイガ:なんと!?     こりゃ大変だ、わたしも水着用意しないと!     時間の問題で没になったけど、ホントはわたしにもプールイベントぐらいあったのよー     ほら、見なさい悩殺ものの虎柄ダイバースーツを! ブルマ:おー、すごいすごい。     ゲームモードの仕様上、立ち絵がお見せできないのが残念です ※本当に残念です タイガ:あはは、やっぱりね!     わたしの水着書き下ろしてる余裕あるならライダーさんのイベント画でも増やしてるでしょうしネ!     チクショウ、今に見てなさいよー!     わたしたちはわたしたちのやり方で天下とってやるんだからー! ブルマ:その意気っす師しょー!     戦いはまだまだ続くっすー! 終劇